[B-10-13] 古典-量子通信における削除挿入誤りについて
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:量子通信、同期誤り、削除挿入誤り、コヒーレント状態信号、量子受信機
量子情報技術の実用化への期待により,現実的な問題が取り扱われるようになっている.その例の1つに量子削除挿入通信路の研究があるが,これらの研究で現在用いられているモデルは特定の物理現象を仮定していないという特徴があり,広範な応用が期待される反面,具体的な応用場面では適当でないということもある.そこで本研究では,量子-量子通信と古典-量子通信において,同期誤りが引き起こす誤りと現モデルとの関係を明確にすることを目的とし, 古典-量子通信における同期誤りにより生ずる削除挿入誤りについての考察を行う.これをもとに,現モデルの誤りとは異なるタイプの削除挿入誤りを考えるべきであることを確認する.
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