[B-11] コミュニケーションクオリティ

[B-11-13] 障害物によるマルチパスを考慮したドローン飛行中のハンドオーバー方式の検討

^○平田翔¹, 宇治川智², 松田崇弘³, 広川二郎⁴, 今井哲朗⁵, 平栗健史¹ (1.日本工大, 2.鹿島建設, 3.東京都立大, 4.東工大, 5.東京電機大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：ドローン、中継、ハンドオーバー、マルチパス干渉

ドローンを無線局とした中継伝送は，地上局とのハンドオーバーを行うことで空中にフレキシブルなネットワークを構築することができる．しかし，飛行経路上に建物や障害物が存在すると，飛行に伴うマルチパス干渉が変動して生じるため，伝搬環境によっては著しい伝送速度の低下を招く．さらに，地上のネットワークと異なり飛行高度によっては，これらの伝搬環境の条件は複雑となる．そこで本研究ではドローンを中継局として運用する際の障害物によるマルチパス干渉を考慮したハンドオーバー方式を考案し，計算機シミュレーションにより伝搬から上位ネットワークプロトコルを含めたクロスレイヤによる評価を行うことでその有効性を確認した．