2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-16] インターネットアーキテクチャ

2023年9月12日(火) 09:00 〜 11:45 全学教育棟 本館 南棟 2階S20講義室

座長:菅原真司(千葉工大),中村遼(福岡大)

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インターネットアーキテクチャ研専

[B-16-1] TASとCBSのQoSにIEEE 802.1ASにおける時間同期の劣化が及ぼす影響の評価

小澤耀平, 伊藤嘉浩 (名工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:IEEE 802.1TSN、IEEE 802.1AS、IEEE 802.1Q

次世代の Ethernet ベースの車載ネットワークでは,時間制約のあるデータを伝送するための規格である IEEE 802.1TSN[1](Time-Sensitive Network) が採用される. IEEE 802.1TSN は複数の規格からなり,その一つであ る IEEE 802.1AS では,機器同士の時刻同期が定義され ている. IEEE 802.1AS において,時刻同期関連のトラヒック と他のトラヒックが Ethernet 上で一緒に伝送される.そ のため,ネットワーク内が輻輳した場合,時刻同期関連 のトラヒックに大きな遅延の変動が発生し,自動車内 の機器が正しく同期されなくなる可能性がある.特に, IEEE 802.1Q の一部である Time-Aware Shaper(TAS) や Credit-Based Shaper(CBS) では、スイッチ内のクロッ クに基づいてトラヒックを制御するため,時間同期精度 の悪化が QoS に与える影響を調査しなければならない. 本論文では,IEEE 802.1AS の時間同期精度の低下が Ethernet ベースの車載ネットワーク上の TAS や CBS に 与える影響を実験により評価する.

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