[B-16-20] 動的なネットワーク環境下における TCP BBR の特性に関する一検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:TCP BBR、流体近似法、動的なネットワーク環境、輻輳制御手法
近年、パケット損失の有無によって輻輳を検知するロスベースの TCP ではなく、ボトルネックリンクの帯域とラウンドトリップ時間の計測によって輻輳を制御する TCP BBR が注目を浴びている。我々はこれまで、流体近似法により、TCP BBR における送信側ホストの輻輳ウィンドウの時間変化とボトルネックルータのバッファ内パケット数の時間変化の相互作用を数理的に記述した。TCP BBR の流体近似モデルを利用することにより、動的なネットワーク環境下における TCP BBR の特性分析が可能になる。そこで本稿では、TCP BBR の流体近似モデルを用いることにより、ボトルネックルータに流入するバックグラウンドトラヒック量の変動が TCP BBR の特性に与える影響を定量的に分析する。
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