[B-16] インターネットアーキテクチャ

[B-16-21] 異なる輻輳制御方式を使用するQUIC通信競合時における公平性の改善手法の検討

^○内田敦博, 野林大起, カベンディッシュジルセウ, 池永全志 (九工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：QUIC、輻輳制御、CUBIC、BBR、ECN

QUICはUDP上に輻輳制御や再送制御を追加してデータを転送するトランスポートプロトコルである．QUICの輻輳制御には，TCPと同様のアルゴリズムが採用可能であり，異なる輻輳制御アルゴリズムであるCUBICとBBRが競合した際に，共有するボトルネックリンクのバッファサイズの大きさによりどちらかの通信性能が劣化し，公平性が悪化することが確認されている．本研究では，Round Time Trip (RTT)とExplicit Congestion Notification (ECN)を用い，公平性の改善の検討を行う．