[B-20] 無線電力伝送

[B-20-15] A Self-Synchronizing Interference Avoidance Method on A Small-Power Microwave WPT System

^○田中勇気¹, 佐藤浩¹, 濱政光², 池田拓磨², 谷博之², 五閑学², 小柳芳雄¹ (1.パナソニックシステムネットワークス開発研, 2.パナソニックホールディングス)

Keywords:無線電力伝送、キャリアセンス

IoTデバイスなどへの給電に向けて，マイクロ波無線給電技術(WPT: Wireless Power Transmission)が研究・開発されており，特に920 MHz帯を用いるWPTシステムは低電力なデバイスを中心に応用が進んでいる．このようなシステムを家電や自動車等の幅広い用途に適用するためには，周囲に存在する既存の無線システムに干渉を及ぼさないことが必要である．本稿ではWPTシステムに適した干渉低減手法について述べる．提案手法はシンプルな動作シーケンスを持ちながら，自律的に同期動作を行うことを実験により確認した．提案手法は従来手法と比較して，高い受電電力とチャネルの空き時間を提供可能であることを確認した．