[B-4] 環境電磁工学

[B-4-27] 産業用ドローンのアンテナ設置位置が及ぼす電磁干渉への影響差の考察

^○酒井陵多¹, 渡邊航², 芦田壮亮¹, 上原啓¹, 田中聡¹, 永田真¹ (1.神戸大, 2.NICT)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：電磁干渉、移動通信、LTE、ドローン

移動通信の利用が、スマートフォンなどの携帯端末だけでなくドローンなどの自律移動体にまで拡大している。移動通信は低電力であっても動作するため、電子機器から発生する電磁ノイズと干渉する恐れがある。干渉による感度劣化を防ぐための効果的な電磁干渉対策が重要である。ドローンには様々な電子機器が使用されており、周囲の電磁場は一様ではない。そのためアンテナの設置位置は電磁干渉対策として有効な一要素であると考えられる。本稿では、アンテナ設置位置の違いによる通信感度の変化を評価した。様々な測定位置を定義し、その場所毎における電磁ノイズがLTE通信に与える影響を評価した。これにより、ドローンの電磁干渉対策におけるアンテナ設置位置の重要性を解明し、ドローン運用における安定性に貢献する。