[B-4-4] 準ミリ波・ミリ波帯による電波ばく露量と温度上昇の皮膚表面形状依存性に関する基礎検討
キーワード：ばく露評価
近年，高速で大容量の無線通信を実現するために，準ミリ波・ミリ波帯のように，高い周波数帯の利用が進んでいる．高周波が人体に入射すると，電磁波は人体の表面の付近で吸収され，表面付近の温度を上昇させる．人体への入射電力と温度上昇の関係に関する研究は，体表を平面と仮定した 1 次元的な構造についての評価に加え，平面構造では見られない局所的な温度上昇を評価するために，耳などの複雑な構造に対する研究も報告されている．本研究では，構造による局所的な温度上昇を誘起する現象として，共振に注目し，入射波の波長程度の周期で表面を変調した数値モデルを用いて温度上昇と波長および変調周期との関係について検討行った．
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