2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-5A] 無線通信システムA

2023年9月14日(木) 09:00 〜 11:45 全学教育棟 本館 南棟 2階S2Y講義室

座長:丸田一輝(東京理科大),菅野一生(KDDI総合研究所)

<24〜33>
無線通信システム研専

[B-5-24] 規格化ゼロフォーシング BF を用いた下りリンク分散 MIMO における平均パス利得に基づくユーザ毎送信局群選択法の一検討

加藤拓輝1, 原郁紀1, 須山聡2, 永田聡2, 樋口健一1 (1.東京理科大, 2.NTTドコモ)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

キーワード:MIMO、分散MIMO、セルフリーMIMO、送信局クラスタリング、規格化ゼロフォーシング

本稿では,部分的チャネル状態情報(CSI)取得条件下で規格化ゼロフォーシング(RZF)規範のビームフォーミング(BF)を適用する場合において,平均パス利得のみに基づいて低演算量で実現できる UE 毎の TRP 群選択法を提案する.提案法は,対象UEの平均パス利得情報に加えて周辺の他UEの平均パス利得情報や瞬時CSIの取得状況も用いて,RZF の両極限であるZF時と最大比合成(MRC)時を想定したBF時に得られる電力利得や他UE群への与干渉を考慮するため,スループット増大の観点からより適切なTRP群を選択できる.本検討においては,各UEとTRP間の瞬時CSIの一部しかシステムが把握できない現実的な環境を想定する.計算機シミュレーションにより,提案法がRZFに基づくBFを行う際に従来法に比較して下りリンクシステムスループットを増大できることを示す.

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