2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[B-5A] 無線通信システムA

2023年9月15日(金) 09:00 〜 11:45 全学教育棟 本館 南棟 2階S2X講義室

座長:宗秀哉(湘南工科大),岩渕匡史(NTT)

<34〜43>
無線通信システム研専

[B-5-35] 平面アレーアンテナを用いた大規模 MIMO-OFDM 信号におけるアンテナ間の送信電力差を考慮した PAPR 抑圧法の検討

田口颯馬1, 須山聡2, 永田聡2, 樋口健一1 (1.東京理科大, 2.NTTドコモ)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
この講演はキャリアエクスプローラーの掲載を希望しています。

キーワード:PAPR、MIMO、大規模MIMO、OFDM、ヌル空間、平面アレーアンテナ

本稿では,大規模MIMO -OFDM 信号においてピークキャンセル信号をMIMOチャネルのヌル空間に指向させることによりデータ信号への干渉無しにピーク対平均電力比を抑圧するPCCNC法の平面アレーアンテナ(UPA)への適用を検討する.UPAの問題であるアンテナ間の平均送信電力の大きなばらつきに対処するために,新しいPAPR抑圧法を提案する.提案法は,従来のPCCNCと同様に全送信アンテナをデータ伝送に用いることができるため,最大のMIMO伝送利得を得ることができる一方,平均送信電力の大きなアンテナのPAPRをより積極的に抑圧できる.計算機シミュレーションにより,提案法が従来のPCCNCやチャネルのヌル空間を用いない方法に比較してUPA環境で非線形電力増幅器を用いたときのスループットを増大できることを示す.

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