[B-6-61] 3GPP仕様への新世代暗号方式の導入の影響評価
キーワード:3GPP、セキュリティ、耐量子計算機
3GPPでは,量子計算機の脅威に対抗するため,現行仕様で採用している暗号方式の刷新について議論されている. 3GPP のセキュリティ機能のうち無線通信の保護機能(秘匿化/Ciphering,完全性検証/Integrity Check)で利用されている共通鍵暗号は,量子計算機に対しても現行の128ビット安全性を維持する観点から,256ビットの鍵長を用いた暗号アルゴリズム(以下,256ビット暗号)を導入する方針で議論されているが,暗号アルゴリズムの変更による通信性能への影響が懸念されている. 本稿では,256ビット暗号を通信の保護機能に適用した際の性能面への影響を評価した. 評価では,筆者らが OpenAirInterface(OAI) をベースに試作した,3GPPのセキュリティ機能に256ビット暗号を導入したソフトウェアを用いた.
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