[B-6] ネットワークシステム

[B-6-70] 大容量時空間データ滞留システムにおける欠落データ復元手法の性能改善に関する検討

^○田中直樹, 野林大起, 塚本和也, 池永全志 (九工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：大容量時空間データ、データ滞留、フローティングサイバーフィジカルシステム、データの地産地消

生成場所や時間に依存する時空間データ(STD)をIoT・Cloud技術により収集・分析し，ユースケースに応じた機能の配信を行うフローティングサイバーフィジカルシステム(F-CPS)が提案されている．
F-CPSにおけるSTDや機能の配信手段として大容量時空間データ滞留システムが提案されており，これまでに中継ノードの完全性を考慮し，かつ冗長パケットを用いた転送性能の改善手法を提案，評価を行ってきた．
しかし，実機を用いた評価において、バースト的なパケットロスが発生する環境では，冗長パケットを含むデータパケットのロスによって効果的なデータ滞留が困難であった．そこで本研究では，欠落データ復元手法の性能改善に取り組む．