[B-6] ネットワークシステム

[B-6-71] 大規模農場向けLPWAセンシングシステムにおけるノード可用性の基礎評価

^○杉山大季¹, 小野翔多², 細沼恵里², 西山勇毅², 瀬崎薫², 山崎託¹, 三好匠¹ (1.芝浦工大, 2.東大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード：LPWA、エナジーハーベスティング、太陽光発電、センサネットワーク、スマート農業

収集した情報に基づき栽培するスマート農業は，特に大規模な農場での高い有効性が期待できる．しかし，大規模農場では，情報を収集するための移動体通信が不達となる環境もあり，多数のノードを管理することも負担となる．そこで，著者らは大規模農場向けにエナジーハーベスティングとLPWAによるマルチホップネットワークを用いたセンシングシステムを提案している．しかし，システムを実現させるためには実環境の情報を基にシミュレーションを行い，その詳細な仕様を決定する必要がある．本稿では，提案するシステムにおいて，実測したノードの消費電力と全天日射量情報を用いて，太陽光発電部分の仕様がノードの可用性に与える影響を解析する．