[C-2-49] マイクロ波道路内部非破壊検査のための複素誘電率画像化法の実道路における検証
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:マイクロ波、逆散乱解析法、非破壊検査
マイクロ波によるコンクリート内部非破壊検査は非接触計測であるため,大規模領域を迅速に検査することが可能である.先行研究により,空洞や鉄筋腐食等の定量的な識別には複素誘電率が有用であることが示されている.トモグラフィ法は,関心領域内の複素誘電率分布の再構成が可能であるが,逆散乱問題は非線形かつ不良設定問題であり,特に非破壊検査における観測モデルでは観測方向が制限されるため,同問題を高精度に解くことは極めて難しい.本稿では,トモグラフィ法の一つであるCSI(Contrast Source Inversion)法に着目し,埋没物の比誘電率と導電率をCSI法のコスト関数を最小化することで推定する手法を提案する.
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