[C-3/4-59] 半導体光増幅器を含む高調波モード同期ファイバレーザの広帯域動作に関する実験的検討
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:高調波モード同期、ファイバリングレーザ、スーパーモード雑音、半導体光増幅器
高調波モード同期ファイバリングレーザ (HMLFRL) は、超短パルスや周波数コムの発生源として広く研究されている。我々の実験環境では、同期モード対間の競合雑音(スーパーモード雑音)抑制のために共振器内に半導体光増幅器 (SOA) を導入しているが、生成パルスの波長スペクトルは、光フィルタの帯域幅や共振器内の総分散から期待される波長範囲よりも狭い範囲に限られていた。本稿では、発振スペクトル狭窄の原因が SOAの利得リップルに起因するものと推察し、複数の利得リップルのピークを含む波長範囲に渡るモード同期により波長範囲の広帯域化を図った。その結果、適切な変調周波数を設定することにより波長範囲の制限を緩和できることを実験により示した。
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