[C-3/4-67] 波長変調かつ波長掃引されている小型半導体モードロックレーザの光コム列を利用して標的分子吸収線2本1組を識別検出する分子センサー
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:分子センサー、光周波数コム
光周波数コムを用いて2成分の吸収線の間隔を測定することで,ガスの種類を同定する手法を提案する.以前は本手法においてシリカガラスの第3次非線形光学作用に基づくモード同期ファイバーレーザーを使用していた.しかし,最短な相互作用長が5 m以上となり,光集積には適さない.今回はセンサー用光源の小型化のため,DISCモード同期レーザーを用いて波長変調された光周波数コムを発生させ,そのうち2成分を使用して検出を行った.本手法によって,アセチレンの吸収線2本の吸収特性を同一のフォトダイオードによって検出した.本手法は,アイソトープの検出など,吸収線の波長が近い複数ガスが混在する状況における検出に有用であると考えている.
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