[C-9-1] Sr2MgSi2O7系残光蛍光体における元素置換による発光特性の制御
キーワード:残光、フォトルミネッセンス、Sr2MgSi2O7
長残光蛍光体は、励起源遮断後も一定時間発光を続ける。近年、室内照明は蛍光灯からLED照明に置き換えが進んでいるため、青色励起残光蛍光体が求められている。LED内に長残光蛍光体を組み込むことで、無給電で発光表示できる標識として使用することができる。我々は、残光蛍光体の中でも優れた耐候性を有する Sr2MgSi2O7に着目し、構成元素のSiおよびMgを他元素で置換することによる発光波長制御および残光特性の向上について検討を行なった。その結果、Geの置換量の増加に伴い発光中心の価数が変化し、残光特性の低下が認められた。副生成物等による目的材料の生成が阻害されたと考えられ、より適切な元素置換および作製条件の探索が必要であると考えられる。
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