[CI-1-5] ガスセンシング用2 μm帯波長可変半導体レーザ
キーワード:分布反射型レーザ
持続可能な開発目標(SDGs)の一つとして「気候変動に具体的な対策を」が掲げられている. 目標達成に向けては各事業者がCO2などの排出ガスの種類や濃度を局所的かつ正確に評価する技術が必要不可欠となる. これまでに我々は, CO2の高速・高感度な計測が可能な波長可変レーザによるガス吸収分光法(TDLAS)に向けて, 2 μm帯波長可変DBRレーザを開発してきた. 本稿ではCO2の検出に向けた2 μm帯の有用性について説明した後, 我々が開発した2 μm帯DBRレーザの駆動原理および基本的な波長可変特性について説明する. 加えて,さらなる波長可変幅の拡大に向けて, 特殊な回折格子を用いたSSG-DBRレーザについても詳報する.
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