[1E3] ウェアラブルのためのセンシングとデバイス

[1E3-02] 手の甲の皮膚変形計測による手形状の3次元再構成

○久能 若葉¹、杉浦 裕太¹、浅野 直生¹、河合 航²、杉本 麻樹¹ (1. 慶應義塾大学　大学院、2. 東京大学)

本研究では装着型デバイスを用いて手の甲の変形から指の姿勢を推定する手法を提案する．本手法は回帰分析を利用しており，2つの連続値変数の相関関係を表す回帰モデルを手の甲データと指姿勢データによって学習することで手の甲の変形から指の姿勢を推定する．指の位置を直接計測せず手の甲の変形を計測するので手指の自然な動きを阻害することなく指の姿勢を推定できる．本研究は実環境のユーザの指姿勢を利用したバーチャル環境とのインタラクションに利用できる．提案手法の評価のためにユーザ実験を行い，静止状態と動作状態での手の甲の変形と指の姿勢を計測し指姿勢推定誤差による評価を行った．