WONCA APR Conference 2019/第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

セッション情報

教育講演(総合診療・家庭医療コアシリーズ)

第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 » 教育講演(総合診療・家庭医療コアシリーズ)

[ELC3] 健康の社会的決定要因への対応:プライマリ・ケアにおける実践

2019年5月18日(土) 15:00 〜 16:30 第4会場 (2F Room B-2)

座長: 武田 裕子 (順天堂大学)、近藤 尚己 (東京大学)

【開催の目的】 日本プライマリ・ケア連合学会は「日本プライマリ・ケア連合学会の健康格差に対する見解と行動指針」(以下、声明文)を2018年に公表し、「学会の行動指針」と各「学会員への推奨」を国内外へ示している。この声明文には各推奨事項への具体的な行動をまとめた事例集が掲載されており、学会員の日々の活動の役に立つように作られている。しかし多忙な業務の中、特に人数が少ない場合には、健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health: SDH)への対応が難しい、という意見がしばしば聞かれている。
本セッションのねらいは、参加者各自が各講演とディスカッションを通じて日本におけるSDHおよび声明文への認識と理解を深め、プライマリ・ケア従事者として積極的に日々の活動の中でSDHへ対応していけるようなヒントを得ることである。
【概要】 本セッションでは「学会員への推奨」に挙げられている以下5つの領域について、ロール・モデルとなるような各地での取り組みを4人の登壇者が紹介する。
1)予防活動・診療:社会的処方の事例 
2)教育:卒前・卒後(研修医/専攻医)教育の事例
3)研究:日本のデータを用いたSDHに関する知見や研究事例
4)パートナーシップ:医療機関とNPO/企業/行政などとの連携事例
5)アドボカシー:現状の発信や政策提言の事例
ディスカッションでは、それぞれの実践がミクロ・メゾ・マクロのどのレベルおよびフレームワークに位置づくかを俯瞰的に捉え、SDHへの対応とプライマリ・ケア従事者のコンピテンシーとの密接な関連性を確認する。またフロアからの意見も交えて、今後の活動の方向性について議論する。

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