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インタレストグループ
第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 » インタレストグループ
[IG9] 災害時に在宅療養支援診療所が果たす役割~北海道胆振東部地震を受けて~
2019年5月18日(土) 10:30 〜 12:00 第14会場 (5F Room 510)
座長: 黒岩 冴己 (北海道家庭医療学センター)
【開催の目的】 これまでの災害医療に関する議論は災害現場での医療体制や災害拠点病院の役割に関するものが多く、多くの訪問診療患者を抱える在宅療養支援診療所の具体的な対応に関するものは少なかった。2018年9月6日に北海道胆振東部地震が発生し、北海道各地で勤務していた専攻医がそれぞれ被災しその対応に追われた。ブラックアウトにて電力が途絶えている中で外来と訪問の調整をした実際の経験を報告し、在宅療養支援診療所が災害にどう備えるか、災害時にどう対応するかを議論し、会員の皆様の勤務する診療所が災害への対策を行う上での一助として頂きたい。【概要】 北海道胆振東部地震発生時、それぞれの専攻医が勤務していた千歳、室蘭、旭川、帯広での実体験を報告し地震・ブラックアウトの際の在宅療養支援診療所の実情を共有する。そのうえでどのような備えをしていく必要があるのか、被災した時にどのような行動を取る必要があるのかをディスカッションする。