WONCA APR Conference 2019/第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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学会ジョイントプログラム

第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 » 学会ジョイントプログラム

[JP3] プライマリ・ケアのための漢方「次の一手」

2019年5月19日(日) 13:30 〜 15:00 第6会場 (B1F Room E)

座長:佐藤 寿一 (名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学)、樫尾 明彦 (給田ファミリークリニック)

【開催の目的】
 プライマリ・ケアにおいて漢方薬を診療・ケアに活用している医療従事者は多い。しかし、各症候への第一選択とされる漢方薬で症状の緩和が思うように得られなかった場合の「次の一手」については、症状、病名からの処方選択は行き詰まりがちで、漢方特有の考え方が必要となることも少なくない。そのため漢方薬の適応自体をあきらめてしまうケースも散見され、東洋医学を学び始めても実践に繋げられない一因であるとも考えられる。
 そこで、下記に示す各症候について、西洋医学的な精査は並行して行うとして、第一選択とされる漢方薬の効果が不十分な場合の「次の一手」をどう考えるかを、本企画で紹介する。
 患者の訴え、所見から、病態を東洋医学的に理解する方法を学ぶことで、日常診療・ケアにおける東洋医学的アプローチの有効性について、参加者により広く知ってもらうことを目的とする。

【概要】
 プライマリ・ケアにおいてよく出会う症候のうち、今回は、冷え症、倦怠感、めまい・ふらつき、頭痛の対応について、各担当講師が、初級者にも理解できるように東洋医学的視点を解説する。漢方の基本的な概念、および各症候について第一選択の処方が奏効しなかった場合の考え方、そして検討される「次の一手」を紹介する。
 後半の討論では、漢方診療のTipsや、総合診療医が漢方薬を活用するに際しての疑問点などについて講師間でdiscussionを行い、いわゆる簡便な「マニュアル」には書いていなくても参加者に日常診療ですぐに役立ち、実践できるような内容にしたいと考える。

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