WONCA APR Conference 2019/第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 » シンポジウム

[S1] 小児期発症の慢性疾患を持つ患者への成人移行支援(トランジション)におけるプライマリ・ケア医の役割

2019年5月17日(金) 13:30 〜 15:00 第12会場 (5F Room 501)

座長:北西 史直 (トータルファミリーケア北西医院/富士地域ケア総合診療センター)

【開催の目的】 小児期発症もしくは先天性疾患を持った小児患者が成人していく中で、課題となっている移行(期)医療(トランジション)について参加者で共有するとともに、連携体制の中でプライマリ・ケア医がどのような役割を担うことができるのか、その可能性と未来について議論する。【概要】 小児期発症の疾患を抱えたまま成人していく患者が、昨今の医療の進歩により増加している。単に小児科から成人診療科に紹介すれば済むという問題ではなく、トランジション(移行(期)医療)において、患者を中心として保護者も含めた生物心理社会的な移行課題を、包括的にとらえてサポートする必要性がある。そして成人になってからの継続したマネジメントも患者ごとにマネジメントする必要がある。そのためには少なくとも小児科と成人診療科との協力体制が必要とされ、多職種との連携も重要になってくる。米国では2002年に複数学会(米国家庭医療学会も含む)によるposition statementが発表された。日本では2014年に小児科学会から発表された「小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言」を皮切りに、小児科と臓器別成人診療科との協議が進められている。しかし移行(期)医療に多く関わる事が予想される総合診療やプライマリ・ケアでの議論はまだまだ深まっていない。
 本シンポジウムでは、プライマリ・ケア医の立場において、トランジションに関わっている実例を挙げながら、そこに必要な考え方や知識などを深めていく。一方で小児科の立場から、トランジション問題がどこまで進んでおりどこに課題があるのか、その中でプライマリ・ケア医に期待されるものについて提示していただく。最後にシンポジウムとして、トランジション問題の中でプライマリ・ケア医が今後どのような立ち位置を担ってくいくべきなのかを議論する。

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