WONCA APR Conference 2019/第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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シンポジウム

第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 » シンポジウム

[S16] ずっと働きたい職場をめざして~ダイバシティを取り入れた働き方改革~

2019年5月19日(日) 13:30 〜 15:00 第1会場 (1F メインホール)

座長: 西村 真紀 (川崎医療生協・川崎セツルメント診療所)、蓮沼 直子 (広島大学医学部附属医学教育センター)

【開催の目的】 政府は働き方改革を掲げている。とはいえ、医療現場への導入は課題が山積みである。医師の長時間労働は焦点の当たりやすい問題であるが、実際には看護職、事務職、薬剤師その他ありとあらゆる職種が関係し影響を及ぼしあっている。実現するためにはチーム制、タスクシフト、業務内容の見直し、職場の雰囲気の醸成など具体的な方略が必要であるが、現実的な方法や成功事例について知る機会は少なく、管理者・指導者にとって、「取り組むべきことだが取り組み方がわからない」という声も聞く。
本シンポジウムでは、管理職の医師とそれを支える事務職から、多様な背景を持った医療者が様々な形で働けている事例・工夫について多角的に話を伺う予定である。そして、総合診療・家庭医療・プライマリ・ケアの領域で働く医療者が、職種を問わず幸せに働くための方略のヒントを得ることを目標とした。
【概要】 熊本大学医学部附属病院地域医療支援センターの後藤理英子先生より働き方改革として医療現場に求められていることと熊本大学病院でのタスク・シフティングの取り組みについてご紹介いただく。次に、北海道家庭医療学センターの草場鉄周先生より専門医の養成、FDに尽力しつつ組織を発展させてきた経験から、いかにニーズの変化に対応して長年在籍するスタッフを獲得してきたかについて、同法人の高橋宏昌事務局長より経営と両立させる工夫といった支える仕組みについてご紹介いただく。また、王子生協病院の平山陽子先生より様々な背景を抱える人財が働き続けるための仕組みや工夫、課題について、同病院の医局事務長原あゆみさまより他の職種とのバランスや風土づくりといった仕組みを成り立たせるための工夫について実績を踏まえご紹介いただく。
以上を踏まえ、ディスカッションでは起こりうる課題、問題と対応策について話し合い、働きやすさと業績を両立させ持続可能な仕組みを形づくるためのヒントを抽出する予定である。

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