日本医療情報学会の教育委員会は、医療情報学を担うアカデミア人材育成を目的として、この二年間に渡り医療情報学講座の創設に取り組んできた。優れた人材育成ためには、 outcome-based education <OBE>を骨組みとし、受講者が修了時までに修得して身に付けておくべき能力を明確にして、客観的に評価できるようすべきであろう。その中で検討した一つの柱が、医療情報学を志す者に求められるコンピテンシーである。今回の講演では、教育委員会の活動をご紹介するとともに、このコンピテンシーについて、会場の皆さんと議論し、より深化させていきたい。