2019年春の年会

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VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1H05-07] 放射線計測2

2019年3月20日(水) 11:10 〜 12:00 H会場 (共通教育棟2号館 2F 27番)

座長:宮武 裕和(三菱総研)

11:25 〜 11:40

[1H06] 海水中トリチウム測定法の迅速化に向けた研究

*本間 駿太1、菊地 絃太1、鳥養 祐二1 (1. 茨城大学)

キーワード:トリチウム、福島第一原子力発電所事故

東京電力福島第一原子力発電所事故では、トリチウム汚染水の処分が問題となっている。海洋放出処分を行う場合、公衆の安全を担保するためには、海水中のトリチウムの迅速な分析を行う必要がある。そこで本研究では、海水中のトリチウムの測定目標値として10 Bq/Lを設定し、海水中トリチウムを迅速かつ正確に測定することを目標として研究を行った。
実験では、低バックグラウンド仕様の液体シンチレーションカウンター(PerkinElmer Tri-carb 3110TR)と液体シンチレータ(UltimaGold LLT)、容量20 mLのポリエチレンバイアル、トリチウム源として重水中に含まれるトリチウムを用いた。
環境水中トリチウム測定では一般に蒸留した後に測定が行われるが、10 Bq/L程度の海水では、蒸留をせずともクエンチングはわずかで、直接シンチレータと混合して分析可能であった。測定に最も影響を与える因子は、液体シンチレータへの光の照射であった。蒸留工程を省くことにより、迅速な分析が可能である。