2019年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-3 トリチウム工学(燃料回収・精製,計測,同位体効果,安全取扱い)

[2O13-17] トリチウム挙動

2019年3月21日(木) 15:50 〜 17:10 O会場 (共通教育棟2号館 4F 46番)

座長:片山 一成(九大)

16:20 〜 16:35

[2O15] プラズマ対向壁中に捕獲されたトリチウムの迅速測定法の開発

JT-60真空容器中の残存トリチウム量測定

*古田 光1、鳥養 祐二1、小林 和容2、磯部 兼嗣2 (1. 茨城大学、2. 量子科学技術研究開発機構 )

キーワード:核融合、材料、トリチウム

トリチウム燃料サイクル及び放射線管理の観点から核融合炉内材料に蓄積するトリチウム量を見積もることは重要であるが、その方法はまだ確立されていない。
そこで本研究では、オートクレーブを用いたトリチウムの回収・測定の方法を提案し、那珂核融合研究所の研究用核融合炉JT-60Uの運用終了後に切り出したステンレス製プラズマ対向壁に残存するトリチウムの測定を検討した。
その結果、JT-60Uのプラズマ対向壁内に含まれるトリチウムは1 Bq/g以下であり、そのような低濃度のトリチウムでも本手法で測定できることが分かった。