2020年春の年会

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一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[3C01-05] 事故炉の廃止措置技術3

2020年3月18日(水) 10:00 〜 11:20 C会場 (共通講義棟 L棟1F L-2)

座長:川崎 大介(福井大)

10:00 〜 10:15

[3C01] 高電圧パルス破砕技術による燃料デブリの破砕に関する基礎的検討

*菅 紗世1、飯塚 淳1、柴田 悦郎1 (1. 東北大)

キーワード:燃料デブリ、高電圧パルス破砕、異相境界面優先破壊

福島第一原子力発電所の燃料デブリは、主に酸化物相と合金相とで構成されている。また、ステンレスなどの炉内構造物も巻き込まれている。ウラン等を多く含む放射線量の高い酸化物相と、鉄やジルコニウムを主とする放射線量の比較的低い合金相や構造物とを分離することができれば、高レベル放射性廃棄物の減容化に繋がると考えられる。本研究では、異なる物質の界面において選択的に破砕が生じることが期待される高電圧パルス破砕技術に注目した。単純構造の模擬試料を用いたコールド試験を実施し、高電圧パルス破砕技術の燃料デブリの処理に対する有用性について検討した。