AsCNP/JSNP/JSCNP 2019

セッション情報

[NP] シンポジウム

NP » [NP] シンポジウム

[NP_S7] シンポジウム7
大麻成分の臨床応用と有害作用:最近の基礎研究から

2019年10月12日(土) 14:50 〜 16:30 第8会場 (404)

オーガナイザー・座長:舩田 正彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)、三島 健一(福岡大学薬学部生体機能制御学教室)

わが国では大麻は厳しい規制が施されているが、海外では医療への応用、嗜好品として使用を認める国が存在しているのが現状である。また、海外では大麻含有成分であるカンナビジオールを主成分とした医薬品が承認されるに至り、大麻規制の在り方に関しては、国連においても熱い議論が交わされている。本シンポジウムでは、大麻について、(1)その植物としての特性、国内外の規制状況の比較、大麻および大麻含有成分の適切な取り扱いについて情報提供を行う。(2)基礎研究の領域からは、大麻および大麻含有成分について医薬品としての可能性について、その現状を詳解する。一方、最近流通している大麻は、含有成分が著しく増加しているとされ、大麻の有害作用については再評価する必要がある。大麻の有用性と有害作用を理解し、適切な大麻規制を考えるための論議を深めたい。