日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-EM 太陽地球系科学・宇宙電磁気学・宇宙環境

[P-EM09_28AM1] VarSITI - Variability of the Sun and Its Terrestrial Impact

2014年4月28日(月) 09:00 〜 10:45 211 (2F)

コンビーナ:*塩川 和夫(名古屋大学太陽地球環境研究所)、坂尾 太郎(独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)、廣岡 俊彦(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)、座長:桂華 邦裕(名古屋大学太陽地球環境研究所)、坂尾 太郎(独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 太陽系科学研究系)

09:30 〜 09:45

[PEM09-03] 人工衛星Geotailによる磁気リコネクションの観測

*長井 嗣信1篠原 育2 (1.東京工業大学、2.宇宙科学研究所)

キーワード:磁気リコネクション, 宇宙プラズマ, サブストーム, 磁気圏尾部

人工衛星Geotailは、磁気圏で起きている磁気リコネクションを観測することを主目的として、1992年7月14日に打ち上げられた。現在までに、磁気リコネクションの主要な物理過程を明らかにしてきた。特に、磁気リコネクション領域では、イオンと電子が別々になって運動していることを、観測的に証明してきた。電子は、磁気拡散領域に対応する中心部の狭い領域で強い電流層を形成し、そこから高速のジェットを形成している。この電子高速のジェットは、すぐに減速して、その後徐々に減速して、イオンとともに運動するMHD状態になる。この電子とイオンが別々になって運動している領域は、差し渡し10倍のイオンの慣性長程度となっている。イオンは、速度的には、電子より圧倒的に遅いが、磁気拡散領域周辺でかなり加速され、一定速度を保ったままMHD状態となっている。このように、いままで考えられてきた描像とは異なる新たな磁気リコネクションの物理過程を提示している。