日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-01_1AM1] Forum for Global Data Sciences in Earth and Planetary Research

2014年5月1日(木) 09:00 〜 10:45 419 (4F)

コンビーナ:*村山 泰啓(独立行政法人 情報通信研究機構)、小池 俊雄(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻)、大石 雅寿(国立天文台天文データセンター)、喜連川 優(東京大学生産技術研究所)、柴崎 亮介(東京大学空間情報科学研究センター)、渡辺 堯(名古屋大学太陽地球環境研究所)、座長:小池 俊雄(東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻)、村山 泰啓(独立行政法人 情報通信研究機構)

10:25 〜 10:45

[U01-06] 気候-水循環-災害リスク軽減データ統合システムの開発

*小池 俊雄1 (1.東京大学大学院工学系研究科)

キーワード:地球観測, 水循環, 気候変動, 減災, データ統合

水循環は気候システムにとって、また人間が社会的生活を営むための管理システムにとって重要な要素である。気候システムにおいて、水循環の極端事象が生じると洪水や渇水が生じ、社会は人的・経済的に大きなダメージを受ける。同時に、水循環は生物多様性・生態系、農業・食料、健康、エネルギーにおいても、自然システムとしての気候と管理システムとしての水資源管理と密接に関連している。さらには土地利用や森林破壊との関連において、炭素循環とも不可分である。地球観測、予測、データ統合・解析、管理システム、教育システムを連携させ、分野を超えて情報・知の統合化を進めることによって、災害リスクを軽減し、レジリエントな統合的な流域管理のプロトタイプを開発することが肝要である。