日本地球惑星科学連合2016年大会

講演情報

ポスター発表

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[O-02] 高校生によるポスター発表

2016年5月22日(日) 13:45 〜 15:15 ポスター会場 (国際展示場 6ホール)

コンビーナ:*原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、久利 美和(東北大学災害科学国際研究所)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構 地球環境変動領域)、成瀬 元(京都大学大学院理学研究科)、山田 耕(早稲田大学政治経済学術院)

13:45 〜 15:15

[O02-P76] ピンホール式プラネタリウムにおける恒星色の再現

*中島 翼1、*川真田 純礼1、*木下 愛大1、*青木 大生1 (1.横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校)

キーワード:プラネタリウム

本校天文部星作班では、プラネタリウムで投影する星空を、実際の星空に近づけることを目標に日々投影機の改良を行っている。現在は5期生が製作した投影機を一般の方に投影している。今回は、その投影機をさらに良いものにするために、星の色、明るさに関する実験を行った。現在の投影機の問題点は、光量が少なく、星が見えるようになるまでの暗順応に時間がかかってしまうことと、塩ビ板にドリルで穴をあけただけの構造のため、投影される星がすべて光源と同じ色になってしまうことである。そこで、本研究では、光量を上げ、星に色を付けることでこれらの課題を改善しようと試みた。まず、光量について、現在の投影機は中心部に豆電球(ミニマグ電球)を1つだけ使用している。そのため、今回は内部にLEDを使用した。LEDには指向性があるため従来の豆電球と同じように1つだけでは全面を光らせることができないため、内部を区切り、各面ごとにLEDを使用することにした。結果、LEDは豆電球に比べて発光部が大きく、シャープな像を作ることができなかった。そこで、LEDの光を光ファイバーを通して光源にすることにした。細い光ファイバーを使えば使うほど面に当たる光の量が少なくなってしまうため、10W LEDを使用し、市販の懐中電灯の反射鏡部分を使うことで光を集められるようにした。シャープな像を映すことはできるようになったが光量は豆電球に及ばなかった。次に、星の色について、今回はM型恒星の再現を目標とし、フィルターを利用することで星に色を付けられると考えた。市販されている赤セロハンを投影機の穴の部分に貼り付けた場合は、赤セロハンの減光率が高すぎたため投影した際に見ることができなかった。そこで透明塩ビ板を使用し、染色から行った。赤だけで染色するよりも、赤く染色した後に黄色で染色すると、実際の星と近い色(スペクトル)になった。さらに、学校にあった教育用簡易プラネタリウムに使われていたCCフィルターも使用した。結果はCCフィルターが一番実際の色に近く、投影した際にもしっかりと見つけることができた。