日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-06] 激甚化する風水害にどう対応するか

2019年5月26日(日) 15:30 〜 17:00 103 (1F)

コンビーナ:松本 淳(首都大学東京大学院都市環境科学研究科地理環境科学専攻)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、和田 章(東京工業大学)、座長:和田 章(東京工業大学)、高橋 幸弘(北海道大学)

16:15 〜 16:30

[O06-10] 児童生徒と地域住民のための避難計画

★招待講演

*佐藤 健1矢崎 良明2 (1.東北大学、2.学校安全教育研究所)

キーワード:自然災害、避難、教育

地震の場合に対して、台風や大雨の場合は避難開始までに一定のリードタイムが存在することから、ローカルな地域特性をふまえたタイムラインの作成や避難計画を事前に策定しておくことは、児童生徒や地域住民の命をまもるために極めて有効である。一方で、学校教員や地域住民が個々のローカルな地域特性をふまえることは、特に自然条件の理解において困難を伴うことから、学校防災や地域防災の現場において残された課題は少なくない。また、学校防災と地域防災との連携や融合の取り組みも重要性を増している。そこで、防災研究成果の社会実装に向けた「学術」の社会的貢献について、著者らによる実践事例を交えて述べる。