JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG60] 気候変動への適応とその社会実装

コンビーナ:石川 洋一(海洋研究開発機構)、山野 博哉(国立環境研究所)、大楽 浩司(筑波大学)、渡辺 真吾(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

[ACG60-01] 気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)における将来予測・ダウンスケーリング研究

*石川 洋一1 (1.海洋研究開発機構)

気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT: Social Implementation Program on Climate Change Adaptation Technology)は、日本全国の地方自治体等が行う気候変動対応策の検討・策定に汎用的に生かされるような信頼性の高い近未来の気候変動予測技術や気候変動影響に対する適応策の効果の評価を可能とする技術を開発することを目的として、2015年度から5年間のプロジェクトとして行われてきました。プロジェクトの中では日本全国の影響評価を行うための汎用的なダウンスケーリングや、モデル自治体の特別なニーズに対応するためのカスタマイズされたダウンスケーリングなど様々な気候変動予測・ダウンスケーリングに関する研究開発の成果が上がっています。本発表では、SI-CATにおける研究開発を総括するとともに、気候モデル・ダウンスケーリングに関わる研究者と影響評価研究者が自治体のニーズを踏まえて行ったco-design, co-productionの成果を紹介する