JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-CG 地球人間圏科学複合領域・一般

[H-CG29] 原子力災害被災地の地域復興における科学者の役割

コンビーナ:西村 拓(東京大学大学院農学生命科学研究科生物・環境工学専攻)、溝口 勝(東京大学大学院農学生命科学研究科)、登尾 浩助(Meiji University)

[HCG29-03] 福島県飯舘村におけるField & Project Based Learningの事例研究

杉野 弘明1、*溝口 勝1 (1.Graduate school of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo)

キーワード:復興農学、飯舘村、福島、FPBL

2011年以降、放射能汚染地というハンデを背負った飯舘村の復興には、復興を単なる技術的な除染やインフラの物理的再建だけで終わるのではなく、その先の段階として新しい日本型農業にチャレンジする若者の育成が必要不可欠である。筆者らはこれまで全国の大学生を飯舘村に集め、現場見学会を実施し、また研究活動を展開してきた。これは風評被害を払拭する取組であると同時に、震災直後から蓄積された知識やノウハウを現場の課題解決と研究活動に展開するFPBL(Field & Project Based Learning)の実践的試みである。本発表では、これまでの取り組みを紹介すると共に、基礎学に立脚した現場主義である「復興農学」の観点から、今後の福島における復興の在り方を議論する。