JpGU-AGU Joint Meeting 2020

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI41] 情報地球惑星科学と大量データ処理

コンビーナ:村田 健史(情報通信研究機構)、本田 理恵(高知大学自然科学系理工学部門)、野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、堀之内 武(北海道大学地球環境科学研究院)

[MGI41-P05] Raspberry Piの耐久性検証とインテリジェントウオッチドッグ開発

ヌリシラジ マハダド1、*水原 隆道1青木 俊樹1村田 健史2山本 和憲2村永 和哉3Pavarangkoon Praphan2 (1.株式会社クレアリンクテクノロジー、2.情報通信研究機構、3.セック株式会社)

キーワード:IoT、Raspberry Pi

ラズベリーパイは安価なシングルボードコンピュータとして、近年、地球観測の様々な分野で利用されている。しかし、本来教育用ボードとして設計されたラズベリーパイはその安定性に課題があり、長時間の高負荷観測では脆弱性や安定性に課題があることが知られている。不安定の要因の一つにCPU温度があると考えられているが、我々の室内およびフィールド実験では、少なくとも冬季においてはCPU温度とシステムダウンの明確は相関を得ることはできなかった。我々は、ラズベリーパイを利用した屋外での安定観測・計測を実現するため、独自のウオッチドッグを開発した。このウオッチドッグはRaspberry PiのOS(Rasbian)の死活監視を行うだけではなく、定期的なOSのリブートや遅延起動などのインテリジェント制御が可能である。