2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

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オーガナイズドセッション » OS-5 データサイエンスの普及と自動化

[3K5-OS-5b] データサイエンスの普及と自動化 (2)

2020年6月11日(木) 15:40 〜 16:20 K会場 (jsai2020online-11)

砂山 渡(滋賀県立大学)、森 辰則(横浜国立大学)、西原 陽子(立命館大学)、高間 康史(首都大学東京)

16:00 〜 16:20

[3K5-OS-5b-02] 発言ラベル間の遷移確率を用いた進捗報告の対話プロセスの分析手法の検討

辻 晟矢1、〇西原 陽子1、砂山 渡2、山西 良典1、今城 志保3 (1. 立命館大学、2. 滋賀県立大学、3. 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)

キーワード:進捗報告、発言種類、可視化、プロセスのモデル、遷移確率

本発表では、大学の研究室で行われる教員と学生の間の進捗報告の対話のプロセスを分析する手法を提案する。提案する手法では、対話を録音し、スクリプトとして書き起こし、各発言に種類を表すラベルを付与する。発言間のラベルの遷移回数を取得し、遷移確率を算出する。確率の高い遷移を用いて、対話のプロセスをモデル化する。モデルを用いて進捗報告を評価する。提案手法を用い、実際の進捗面談の対話データを用いた分析を行った。進捗面談において、教員と学生の双方が面談の内容を理解できた場合、良い面談と評価し、そうでない場合をよくない面談と評価し、対話データを2つのグループに分けた。それぞれのグループで対話のプロセスをモデル化したところ、良い面談のグループは発言のラベル同士が全体的に緩やかに繋がっていた。反対に、良くない面談のグループは発言のラベル同士が部分的には繋がっているが、全体としては繋がっていなかった。このことから、良い面談とそうでない面談で得られるプロセスのモデルが異なることが分かった。

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