2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[17p-G202-1~21] 12.5 有機太陽電池

2018年3月17日(土) 12:45 〜 18:45 G202 (63-202)

尾坂 格(広島大)、佐伯 昭紀(阪大)、當摩 哲也(金沢大)、大北 英生(京大)

13:45 〜 14:00

[17p-G202-5] 膜中のバンドの曲がりが有機太陽電池の開放端電圧に与える影響

伊澤 誠一郎1,2、新宅 直人1,2、平本 昌宏1,2 (1.分子研、2.総研大)

キーワード:有機太陽電池、界面、エネルギー構造

有機半導体膜では異なる層を接合した際に、界面での電荷移動から真空準位のシフトが起こる。この界面から膜厚方向にかけてのバンドの曲がりは長距離に及び、この膜中でのエネルギー構造の変化は有機太陽電池の性能に影響を及ぼす。今回、ドナー層の膜厚が異なる二層型有機太陽電池のデバイス性能、エネルギー構造について解析を行った。その結果、界面でのエネルギーシフトの違いがVOC変化を引き起こすことがわかった。