[11p-M121-1~10] ナノバイオ分野での実験と計算の連携・融合：脂質膜と膜タンパク質

[11p-M121-5] 表面修飾基板上での脂質二分子膜形成と膜タンパク質再構成系への応用

〇茂木 俊憲^1,2、星野 弘行¹、坂本 広太³、林 史夫³、園山 正史^1,2 (1.群馬大院理工、2.群馬大食健康科学セ、3.群馬大機器分析セ)

キーワード：脂質二重膜、膜タンパク質、原子間力顕微鏡

基板支持脂質二重膜(SLB)は、膜タンパク質の構造・機能を評価する上で有用であるが、基板との接触による膜タンパク質変形、配向性の欠如などの問題がある。本研究では膜タンパク質に結合する自己組織化膜をマイカ上に形成し、その上にSLBを形成した。光駆動プロトンポンプをSLBへ再構成し、配向をAFMにより評価した。本研究で確立した技術は、特定配向の膜タンパク質構造解析および他分子との反応解析に有用である。