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[13p-B406-5] 高温曲げアニールによるREBCOコート線材の面内ドメイン制御 –室温下での酸素原子再配置の可能性–
キーワード:REBCOコート線材、双晶構造、ドメイン制御
双晶構造のために複雑になるREBCOコート線材の一軸ひずみ依存性の解明には、面内ドメイン比を制御した試料に対する測定が有効である。今回、高温曲げアニール法により制御した面内ドメイン比が、一軸伸長ひずみ印加によって時間変化することを見出した。格子定数などの振る舞いから、十分なひずみ印加下では室温であっても酸素原子の再配置が促進され、面内ドメイン構造が変化する可能性が示唆された。