令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

[共通セッション] 土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性

土木分野におけるセンサ技術の利用と可能性(5)

座長:小林 亘(東京電機大学)

[CS9-21] 核磁気共鳴スキャナーによる高分子製品の計測システムの開発 ──原位置・非破壊での品質評価にむけて──

〇中島 善人1 (1.国立研究開発法人 産業技術総合研究所)

キーワード: 高分子、原位置計測、非破壊計測、核磁気共鳴

ゴムや接着剤などの高分子製品は、土木現場で多用されている。紫外線・酸素・高温などによる高分子の経年劣化は強度などの機能を損なう恐れがあるので、原位置かつ非破壊で品質管理のための計測を行いたいというニーズがある。プロトン核磁気共鳴法は、高分子ネットワークの運動性の変化(たとえば経年劣化による架橋の切断)をプロトン緩和時間の長短で識別できる可能性があるので、そのニーズにこたえることができるかもしれない。センサーユニットに片側開放型というユニークな磁気回路を採用すれば、原位置で非破壊計測できるポータブルな計測システムを構築できるであろう。その品質評価用の計測システム製作の現状と展望を発表したい。

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