令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

山岳トンネル(7)

座長:嶋本 敬介(鉄道総合技術研究所)

[VI-645] レール移動作業の自動化による生産性・安全性の向上

〇佐藤 翼1、三宅 拓也1、佐佐木 秀行1、中林 雅昭1、片寄 友康2 (1.戸田建設、2.福島県会津若松建設事務所)

キーワード:トンネル、覆工用セントル、レール移動、自動化、曲線対応、生産性向上

山岳トンネル工事において,作業台車や覆工コンクリート用セントルの移動のためには,走行用レールの移動作業が必要となる。このレール移動を自動化したシステム『急曲線対応型自動レール移動システム:Rail Walker System』を開発した。本システムは,作業台車等に設置した特殊装置を1名の作業員がコントローラーにより操作することで,走行用レールをトンネルの曲線形状に合わせながら前方に進めていくシステムである。本システムにより,重機を使用した複数の作業員による従来の移動作業に比べ、生産性と安全性を向上できる。本稿では,Rail Walker Systemの概要と現場に適用した際の効果等について報告する。

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