資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

環境(1)

2018年9月11日(火) 13:15 〜 14:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

13:15 〜 14:15

[PY-41] 熱水変質を受けた岩石からの酸性水の長期溶出特性と含有鉱物との関係

○新開 啓1、五十嵐 敏文1、Endo Yuka2 (1. 北海道大学、2. 北海道ガス(株))

キーワード:掘削ずり 、黄鉄鉱、方解石、溶出水

道南の道路トンネル建設予定地ではトンネルルートが熱水変質を受けた地域を通過するため掘削ずりからの酸性水や重金属の溶出による周辺環境への影響が懸念される。そこで掘削ずりからの酸性水の長期溶出特性を把握するためカラム溶出試験を実施した。この結果から、ともに黄鉄鉱を含んでいるにもかかわらず、変質凝灰角礫岩の溶出水は酸性を示し、変質安山岩の溶出水は中性を示した。変質安山岩には方解石が含まれていることが顕微鏡観察およびXRD分析で認められたことから、中和作用が発現したと判断された。この溶出特性の違いは地球化学モデルであるPHREEQCを用いた評価によっても確認された。また、変質安山岩に対しては風乾を実施したが、大気中の酸素による酸化がカラム溶出水の酸性化に及ぼす影響は少なかった。このことは、大気に触れることで黄鉄鉱の酸化速度が増加した際に方解石の溶解速度も増加したことを意味する。これらのことから、黄鉄鉱と方解石の溶解速度に差はあまりなく、両鉱物の含有量比が重要な指標であることがわかった。変質安山岩において方解石のほうが黄鉄鉱よりも先に溶解反応が完了すると推定されたため、将来酸性水溶出の可能性があると考えられる。

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