資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

環境(2)

2018年9月11日(火) 14:15 〜 15:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

14:15 〜 15:15

[PY-42] マイクロバブル浮選における含亜鉛微粒子の浮上特性に及ぼす共沈剤の影響

○富田 裕一1、日下 英史1、楠田 啓1 (1. 京都大学)

キーワード:微粒子、亜鉛、共沈、浮選

近年、排水処理における重金属イオンの環境規制値が厳しくなる傾向にあるが、従来の中和沈殿法では規制値を満たすことができないことが課題となっている。そこで本研究においては、亜鉛を6.5 ppm含む排水を対象とし、生成させた水酸化物沈殿をマイクロバブル浮選(MBF)により効率よく亜鉛微粒子を除去することを試みた。その結果10.0付近の狭いpH領域において90%浮上除去できることが認められた。さらに、3価の鉄イオンとの共沈現象を利用することにより、それよりも広いpH領域(pH > 8.0)で90%以上浮上することを認め、pHの点においても環境規制を満たす溶液条件で亜鉛が除去可能であることが指摘された。

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