サイエンスキャッスル2017

講演情報

東北大会

[NS3] 口頭発表 O-1~O-6

2017年12月17日(日) 11:00 〜 12:30 口頭発表会場 (2階講義室)

12:00 〜 12:15

[O-5] 岩手県内に生息するホンドハタネズミの遺伝的多様性

菅原 夏美, 齋藤 麻緒里, 佐藤 彩花, 佐藤 凌祐 (岩手県立一関第二高等学校 理科研究部)

キーワード:ハタネズミ、ミトコンドリアDNA、遺伝的多様性

岩手県内5か所の高校の圃場においてハタネズミを捕獲し、ミトコンドリアDNAのD-ループ領域の塩基配列を比較した。その結果、捕獲した24個体において8種類のハプロタイプが見つかった。そのうち、二戸、滝沢、北上、一関の個体群ではNo.1のハプロタイプが共通に見られたのに対して、遠野の個体群では見られなかった。このことから県内のハタネズミは北上山地をはさんで東西二つの遺伝集団に分かれて生息しているのではないかと考えた。