特別講演のご案内
G会場(6301教室・大講義棟(6号館)3階)
「イノベーションの時代、
日本企業の方向性は大丈夫なのか?
―異なる領域からのアプローチと研究者の課題―」
(特別講演・講演者)
藤本隆宏 (早稲田大学ビジネス・ファイナンスセンター研究院)
加登豊 氏 (同志社大学大学院 ビジネス研究科)
(司会者)
具 承桓 (京都産業大学 経営学部)
藤本隆宏 (早稲田大学ビジネス・ファイナンスセンター研究院)
加登豊 氏 (同志社大学大学院 ビジネス研究科)
(司会者)
具 承桓 (京都産業大学 経営学部)
講演概要
日本企業は大丈夫なのか?茫漠としていながらも切実なこの問いは、特に「失われた20/30年」とよばれる1990年代以降、日本において常に問い続けられてきた。
COVID-19やロシア・ウクライナ紛争,CASE革命など、予測のできない世界規模の変動とイノベーションが起きる現代に、「日本企業は大丈夫なのか」というビッグ・イシューについて、経営学の大家である藤本隆宏教授および加登豊教授にご議論いただく。
藤本隆宏教授は技術・生産管理(TOM)を、加登豊教授は管理会計を中心として、国内外に多くの研究成果を発表してきた。本特別講演では敢えて異分野のトップ研究者同士が議論をすることで、多角的な視点から、大きな問いについて検討することをめざす。また、研究者に求められる姿勢や観点などについてもお考えをいただく。
さらに踏み込んだトピックとして、藤本教授には「デジタル化偏重のイノベーション概念」について、加登教授には「日本企業の国際競争力低下やそれにも関連する深刻なガラパゴス化、頻発する経営不祥事(とりわけ、品質不祥事)」について、ご講演いただく。
COVID-19やロシア・ウクライナ紛争,CASE革命など、予測のできない世界規模の変動とイノベーションが起きる現代に、「日本企業は大丈夫なのか」というビッグ・イシューについて、経営学の大家である藤本隆宏教授および加登豊教授にご議論いただく。
藤本隆宏教授は技術・生産管理(TOM)を、加登豊教授は管理会計を中心として、国内外に多くの研究成果を発表してきた。本特別講演では敢えて異分野のトップ研究者同士が議論をすることで、多角的な視点から、大きな問いについて検討することをめざす。また、研究者に求められる姿勢や観点などについてもお考えをいただく。
さらに踏み込んだトピックとして、藤本教授には「デジタル化偏重のイノベーション概念」について、加登教授には「日本企業の国際競争力低下やそれにも関連する深刻なガラパゴス化、頻発する経営不祥事(とりわけ、品質不祥事)」について、ご講演いただく。
講師・プロフィール

藤本隆宏(Takahiro FUJIMOTO)
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター研究院教授。専門は技術・生産管理(TOM)。
1979年東京大学経済学部卒。三菱総合研究所、ハーバード大学博士課程を経て、1990年~2021年東京大学経済学部助教授・教授。2003年~2021年東京大学ものづくり経営研究センター長。専門は技術・生産管理、進化経済学。進化経済学会フェロー。米国デザインマネジメント協会Jai Doblin賞、日経図書文化賞、組織学会高宮賞、Shingo賞、日本学士院賞・恩賜賞、日経BP・BizTech図書賞、日経日本建築学会著作賞等。主な著書(共著・編著を含む:日本語のみ)に『製品開発力』『生産システムの進化論』『成功する製品開発』『ビジネス・アーキテクチャ』『生産マネジメント入門ⅠⅡ』『能力構築競争』『日本のもの造り哲学』『ものづくり経営学』『日本型プロセス産業』『人工物複雑化の時代』『ものづくりからの復活』『建築ものづくり論』『現場から見上げる企業戦略論』など。
講師・プロフィール

加登豊(Yutaka KATO)氏
同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専門は管理会計。
神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了(経営学修士)、博士(経営学)。
神戸大学大学院経営学研究科教授(元研究科長)、同志社大学大学院ビジネス研究科研究科長を経て現職。現在、神戸住環境整備公社評議員神戸すまいまちづくり公社評議員、石原ケミカル株式会社独立委員、名古屋商科大学ビジネススクール特任教授を兼務。日本原価計算研究学会会長、日本管理会計学会副会長、小野薬品株式会社取締役(独立役員)、バンドー化学株式会社取締役(独立役員)等を歴任。神戸大学名誉教授。
主要著書に、『原価企画:戦略的マネジメント』『管理会計研究の系譜』『管理会計入門』(共著)、『原価計算の知識』(共著)、『コストマネジメント』(共著)、『実務に活かす管理会計のエビデンス』(共著)、『日本企業の管理会計システム』(共著)、『管理会計のフロンティア』(共著)、『企業の錯誤/教育の迷走:人材育成の「失われた10年」』(共著)などがある。日本管理会計学会(功績賞)、日本原価計算研究学会学会賞(著書・論文)、日本会計研究学会太田賞、経営科学文献賞等を受賞。
これまでにノースカロライナ大学、コロラド大学、サンディエゴ州立大学、ゲント大学、ロンドンスクールオブエコノミクス、オックスフォード大学、マンチェスター大学、シェフィールド大学にて客員研究員として研究に従事。