2024年度組織学会年次大会

モーニング・ミーティング

大会1日目(8:50-9:40)会場:F401(50分)

経営学の質問箱:
「今さら聞けない経営学についてのあれこれ」


 登壇者 
◎中園宏幸(広島修道大学)
 木川大輔(明治学院大学)
 舟津昌平(東京大学)
◎:セッションリーダー

 登壇者からのメッセージ 

モーニング・ミーティング「経営学の質問箱」を担当いたします中園・木川・舟津です。
この場をお借りしまして、本企画のご案内をいたします。

初日の朝枠にて、経営学研究にまつわる「いまさら聞けない質問」に対する応答ミーティングを開催いたします。大学院生であれば、指導教員と相対するとちょっと緊張してしまったり、あるいは就職をしたのちであれば、誰に聞いたらよいかわからなかったりというご経験があるかもしれません。そのほかにも、そもそもこんなことを聞いてよいのかの判断がつかなかったり、初歩的な気がして質問することにはばかられてしまうこともきっとあるでしょう。このように、恐らくあらゆる状況において、「いまさらこんな質問はなかなかできない…」ということがあろうかと思います。本企画は、そのような「いまさら聞けない質問」をあえて募集する企画です。

大学院生やアーリーキャリア研究者のみなさま。
本企画は、匿名にて質問募集が行われます。どうぞお気軽に質問をお寄せください!当日はさまざまな質問に対する応答が会場にて披露されます。多くのアーリーキャリア研究者にお越しいただき回答を共有できれば幸いです。そうすると同時に、同じような疑問を持つもの同士や、回答してくださったベテラン研究者とのネットワーキングの場にもなり得るかもしれません(企画者としてはそれを期待しています)。領域・分野を問わず、アーリーキャリアの研究者が集まる機会はあまり無かろうかと思いますので、質問箱に対する回答に加えて副産物も堪能していただければ幸いです。

ベテラン・先輩研究者のみなさま。
この企画を通じて、最近の若手は「こんなことを考えているのか」、「このような悩みを抱えているのか」という、ベテラン研究者の先生方の立場にあっては、(もしかすると)なかなか聞けないような質問に接することができるかもしれません。どうぞミーティングを盛り上げるためにもお越しください。
また、本企画は質問に対する「応答」がなにより重要なものになります。本企画の運営チームから応答の依頼をするかもしれません。お忙しいところ恐縮ではございますが、ご協力を賜れますと幸いです。

「経営学の質問箱」はこちらです。ご質問の投稿をお待ちしております。なお、締切は9月18日を想定しております。
https://forms.gle/j8p1D3xzeR2sV4QV6

それでは当日の清々しい朝にお会いできることを楽しみにしております!

 講演内容 
 近年、経営学系のジャーナルに掲載される論文の研究手法が多様化、複  雑化するとともに、研究対象や依拠する理論もますます細分化が進んでいます。他方で、大学院生やアーリーキャリア研究者の視点に立つと、研究フロンティアをフォローしつつ、長い年月をかけて蓄積されてきた知識や技術もフォローしなければなりません。そうした研究生活において、「今さら聞けない質問」が生まれても不思議ではありません。
 本企画は、大学院生やアーリーキャリア研究者による質問に対して、ベテラン研究者に回答・解説して頂きます。研究活動にかかわる悩みを少しでも解決するための心理的安全な場と機会を提供するセッションです。
想定される質問の方向性としては、研究のための時間をどのように捻出しているか、研究の構想や執筆にどのような文房具や機材を使用しているかなどの研究をどのように行っているかにかかわる質問、コーディングや統計ソフトの使い方などの研究手法に関連する質問、経営学の古典に関連する理論や概念に対する質問、プレプリントサーバの使い方に関連する質問などが考えられます。とはいえ、こうした方向性にとらわれず、研究活動全般において「今さら聞けない質問」を広く募集します!

 過去数年、学会がオンライン開催となり、研究者同士の偶発的な結びつきの機会が減少しました。それゆえに、ネットワーキングも兼ねてのセッションとなれば幸いです。採用する質問のスクリーニングと回答者の選任はセッション担当者で行いますので、「今更こんな質問は...」と遠慮せずにどんどんご応募ください。
 質問および回答は、回答者のみが登壇する形式、質問と回答の両方をセッション担当者が読み上げる形式など様々なバリエーションを考えています。スケジュールは考慮せず、純粋な質問を積極的にお寄せください。
 
質問はこちらのフォームより受け付けております。 https://forms.gle/j8p1D3xzeR2sV4QV6