[B02] Determination of 35S without quenched standards by liquid scintillation counter
Keywords:liquid scintillation spectrum, quenching, beta particle-emitting nuclide
液体シンチレーションカウンタ(以下,LSC)は3H,14Cの放射能測定に広く利用されている.しかし,試料中に共存する化学種によりシンチレーション発光が阻害されるクエンチングが起こるため,放射能が既知のクエンチドスタンダードを用いて計数効率を試料毎に求め放射能測定を行っている.現在,スタンダードが市販されている核種は3Hと14Cに限られており,他の核種の測定では自作し,クエンチングの校正曲線を作成する必要がある.今回,半減期が87日の35Sに対してクエンチドスタンダードを用いないLSCを用いた放射能測定を行った.実際には,改良積分法,14Cの校正曲線利用,CIEMAT/NIST等を利用した.それぞれの手法で得られた35Sの放射能の値の比較を行う.