[B05] Methodology using a portable X-ray fluorescence device for evaluation of heavy-atom contamination in wounds
Keywords:X-ray fluorescence analysis, evaluation of wound contamination, stable-lead phantom
東電福島第一原発事故処理現場や核燃料再処理工場などで、創傷部がアクチニドで汚染された患者が発生する可能性がある。これに対し、既存法での迅速評価は困難である。そこで我々は、創傷部アクチニド汚染迅速評価のための方法として蛍光X線分析法を提案する。本検討では、その前段階として創傷部鉛汚染を模したファントム(鉛レジンファントムと種々の厚さの液体状血液ファントムからなる)を作成し、リガク製ハンドヘルド蛍光X線分析器(Niton Xl3-950S)で分析を行った。この装置では、誤って人体に照射した場合の被ばく線量として16.5mSv/5secが与えられているので、これに基づいて鉛の検出下限と線量の相関を得た。当日は血液の厚さによる効果を中心に発表する。