日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 保健物理と環境科学 » 601-7 環境修復

[B31-35] 福島原発事故関連:環境分布,動態1

2014年3月27日(木) 14:30 〜 15:50 B (2号館 22C)

座長:永井晴康(JAEA)

[B31] 福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の長期的影響把握手法の確立

(1)ヨウ素129分析による原発事故後のヨウ素131分布の再構築

松崎浩之1, 村松康行2, 遠山知亜紀2, 楠野葉瑠香1 (1.東大大学院工学系研究科, 2.学習院大学理学部)

本研究は、福島第一原子力発電所事故により放出された放射性ヨウ素同位体(ヨウ素131)の地上への沈着分布を、長半減期同位体であるヨウ素129の分析により、遡及的に再構築する試みである。継続して測定地点を増やすことにより、精緻なマップを作成するとともに、原子炉内のヨウ素同位体比の評価、土壌沈着後の放射性ヨウ素の動態の評価などを通じて、より精度と信頼性を上げる努力をしている。